痔の症状と対処法


Q

肛門から出血しました。痔でしょうか?

A

出血はどんな様子だったでしょうか。真っ赤な血(鮮血)が紙につく、ポタポタ出る場合は痔核や裂肛が最も考えられます。
便にすじ状に血がついている場合も痔の可能性が高いです。直腸、大腸の炎症や腫瘍やポリープでも出血します。
炎症の場合は粘液が混ざることが多いです。腫瘍の場合は少し黒みをおびた血が便とまざって出ます。
一度、大腸肛門病の専門医に診てもらうことが大切です。


Q

痔の出血で貧血になることがあるのでしょうか?

A

内痔核が大きくなって出血量が多い場合、出血しやすい痔核(イボ痔)の場合は毎日の出血ですから貧血が進み輸血が必要なほどの重度の貧血になることがあります。
貧血の症状は立ちくらみ、息切れ、疲れやすい、顔色が悪いなどです。
至急、病院での治療が必要になります。


Q

急にお尻が痛みます。今まで痔になったことはないのですが?

A

肛門の縁に血豆ができる血栓性外痔核か、硬い便によるきれ痔か、うみがたまる肛門周囲膿瘍が考えられます。
血栓性外痔核、きれ痔ではお風呂で温め、市販薬で良くならない時は病院を受診しましょう。
肛門周囲膿瘍では放っておくと痛みや腫れが増して、じっとしていてもズキズキ痛みます。熱も出てきます。
この場合、うんでいるのでお風呂で温めず、すぐに肛門科を受診して下さい。

写真

Q

肛門からなにか出ています。

A

最も考えられるのは内痔核の脱出です。いったん脱出しても自然にもどる場合は比較的初期の段階です。
症状が進行すると指で押しこまないともどらなくなります。
ある日、突然肛門の縁にイボができて痛みが激しい場合は血栓性外痔核が考えられます。
以前から排便のたびに脱出しもどっていたものが脱出したままもどらなくなり大きく腫れあがり激痛をともなう場合は嵌頓痔核です。
直腸脱という直腸が下がってくる病気もあり、高齢の女性に多いです。


Q

肛門がかゆくて困ります。

A

肛門がかゆい患者さんも多いです。いったん良くなってもまたぶり返すことも多く、根気強く治療して下さい。
イボ痔やきれ痔をもっていて、かゆみのある方もいます。
お尻を紙でこすったりしてはいけません。肛門は紙でふいているよりもお湯で洗った方がきれいになりますが、洗いすぎはよくありません。
温水便座の使い過ぎがかゆみの原因になっている場合があります。洗った後の水分はしっかり拭き取って下さい。
かゆくてかきたくなりますが、かえって悪化するのでかいてはいけません。
市販薬を塗って症状を悪化させている方もいます。カンジダ菌というカビの一種が付いていることがあります。
長引いている様なら肛門科で診てもらいましょう。