肛門痛:無症候性肛門痛

イボ痔、切れ痔、痔ろうなどがないのに「肛門の痛み」を訴える病気で「消散性直腸肛門痛」といいます。

(症状と特徴)

消散性直腸肛門痛は夜間突然に肛門の激痛が生じることが多く、数分から数十分痛みが継続しますが自然に痛みが消失していくことが特徴です。

(治療方法)

直腸がんなどの器質的疾患はないことが多く、対症療法で対応しています。
消炎鎮痛剤や筋弛緩薬の内服、入浴して温めるのも有効です。
食生活の改善や運動不足や座りすぎの改善、ストレスの解消も行ってください。
いずれ症状は軽快していきます。 長く続く場合は大腸検査を行います。